- President's Blog
4月6日、無事とみおかワイナリーのプレオープンを迎えました。
昨日(4月6日)、無事とみおかワイナリーのプレオープンを迎えました。
富岡でのワイナリー構想は東京や海外にいる頃の約23年前に遡ります。震災後、故郷が荒廃する姿を見て、震災前の構想を形にするために、2016年に町民有志と共にスタート。無人の町での通いながらの栽培。小浜圃場の開墾、駅前圃場の土地の取得、土地造成、苗木の調達・定植など、本当にぎりぎりの状況の中で一歩一歩を進んできました。それまでのエネルギーは相当に費やしましたが、ワイナリーを作ると決めたこの2年半は大分ギアを上げてこれまでの人生で培ってきたほぼ全てのことを出し切り、更に多くの専門家と協議を重ねて常に変化を作り続けてきた期間だったと振り返ります。
ただ、その中で最も大切だったことは、この9年間で沢山の方に支えられ、さらに何度も窮地の状況に立たされ、大雨や猛暑、寒波、大きな災害で誰も作業がしたくない状況の中、集まってくれた仲間たち。人と人との繋がり、信頼の醸成が今のとみおかワイナリーの形であると思います。
この9年間、沢山の事を学びましたし、この地域の復興・再生の本質を知るうえで、何か一歩踏み出せたように思います。本当にありがとうございます。本日からとみおかワインの第2章が始まりました。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
竣工式やオープニングセレモニーの当日、殆ど写真を撮る余裕がなく、数枚の写真をご紹介します。