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マチュピチュ遺跡本格調査の調印式を行いました。

本日は早朝6時(ペルー現地時間19日16時)からマチュピチュ遺跡本格調査の調印式がハイブリットで行われました。
ペルー国文化省副大臣、JICAペルー所長および弊社ふたばの3者で契約を取り交わしました。
その後、それぞれで5分程度のスピーチを行いました。

来年2月頃から本格的にペルー国に渡航し、各種協議・調整を行ったのち、5月頃からドローンやレーザー、高解像度カメラ、地上レーザーなどを使用し、マチュピチュ遺跡の全体の詳細3D計測および解析、用途開発、さらには周辺森林で未発見の遺跡発掘に関する実証、マチュピチュ村の防災機能に関する提言など行う予定です。
約2年間にわたる調査になりますが、東日本大震災の復旧・復興・再生で培った経験技術をペルー国の遺跡保全や観光コンテンツ開発、防災計画などに尽力していきたいと存じます。

  

本日の私からのスピーチの内容は以下の通りです。

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本日は本プロジェクトの調印誠におめでとうございます。
本来であれば、私たちふたばも貴国に伺いセレモニーに参加し、皆さんと握手を交わしたかったのですが、実現できず非常に残念です。マチュピチュ遺跡の調査に関しては、2015年10月から構想を練ってきました。きっかけは、マチュピチュ村と福島県大玉村との友好都市協定締結です。2011年3月11日の東日本大震災および原発事故により、ふたば本社のある富岡町は全町民避難となりました。その際、大玉村は、いち早く多くの富岡町民を受け入れてくれました。それ以降、私たちは大玉村への恩返しを考えていまし2015年10月26日に日に、双方の友好都市協定締結を見て、マチュピチュ遺跡の保全や遺跡周辺及びマチュピチュ村の防災機能を高めることが、大玉村への恩返しに繋がると考えました。それから約9年の年月が経過し、本日のセレモニーを迎えることができました。

 

私たちは東日本大震災の復旧・復興・再生を通じて培ってきた三次元計測や解析、用途開発などの経験・技術を、本プロジェクトを通じて、ペルー国における持続的な遺跡保全、遺跡の発見などに発揮していくよう、ペルー文化省及びJICAペルー事務所と一丸となり取組んでまいります。

本プロジェクトが私たちにとっても共に取り組むことによって、永続的な連携となることを祈念しております。そうすることで本プロジェクトが大玉村への恩返しだけでなく、ペルー国と日本国の絆を深める機会となるよう尽力いたします。来年、皆様とお会いして、素晴らしいチームを形成し、円滑に本プロジェクトを進めることを楽しみにしております。

本日はありがとうございました。
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