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新年の挨拶

明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願いいたします。

令和2年そして2020年がスタートしました。本年の年末年始は山沿いでも殆ど雪が見ることができず、地球温暖化が急速に推移していることを感じます。本年はオリンピック&パラリンピックイヤーとなり、世界から多くの人が東京そして日本国内に集まります。大きな感動と希望が多くの人々に響き、大いに盛り上がることを祈念いたします。

2020年は本社のある双葉郡でも大きな変化があります。3月14日にJR常磐線の不通区間である富岡駅-浪江駅間が開通し、東京と仙台が9年ぶりに繋がります。これまで、いわき以北は特急列車が運休し、通常のダイヤも十分と言えない状況でありました。しかし、この開通によりダイヤも大幅に改正され特急列車の乗入れも始まり、通勤通学の利便性も高まります。さらに貨物列車も再開し、人と物流が著しく改善されます。また、3月には双葉町での一部帰還も実現し、震災後9年ぶりに全ての市町村が帰還することになります。一方、県内各地では昨年11月の台風19号の被害の爪痕は今も深く残されております。故郷である双葉郡は早期に台風復旧を乗り越え、まだ始まったばかりの大震災からの復興に取り組まなければなりません。地震、津波そして原発事故の多重災害を受けた地域では、ハード的な復興ではいずれ限界が訪れます。

そうした様々な課題を有する地域であることを認識し、それらの課題を解決に導くことが我々“ふたば”のミッションで有ります。さらにこの地域で解決した一つ一つの経験や知識、技術が将来の日本そして世界の課題解決の前例になることも常に意識して参ります。だからこそ、非常に大切な地域であり、これからの一つ一つの取り組みが国内外から注目を集めます。

“ふたば”は震災直後に全てを失い、事業継続も困難な状況に追い込まれました。しかし、一度全てを失ったことを経験しているからこそ、前を向き、未来を創造するために行動する力が備わってきたと思います。人の痛み、そして地域の痛みを知ったからこそ、明るく転じることの重要性を知っています。

『フィールドはふるさとから世界を』モットーに、地域の課題を解決し、これからの時代に求められる「社会コンサルタント」を目指していきたいと存じます。

未だ未だ発展途上の会社であります。今後とも多くの皆様にご指導いただければ幸いです。

平和で平穏な2020年でありますことを心より祈念いたします。

令和2年1月吉日

株式会社ふたば 代表取締役社長

遠藤 秀文

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